展翅板

一昨日捕獲したスズメバチの展翅完了。手持ちの展翅板だとサイズが合わないので、昔作ったお手製のダンボール展翅板を再利用。しかしでかいこわい。

※7/1追記
図鑑に該当するものがなくて同定が出来ずにいたのですが、先日モンスズメのオスだということが判明しました。

大物捕獲。

スズメバチ。でかい。さすがにビビった。
補足:写真は毒ビンに入れて動かなくなった状態のものです(触覚がショボンとしてます)元気なのでこれしたら死ねるので注意。

増えてきた。

アシナガバチ。ハチは門外漢なんだけど、頻繁に出入りするところに常駐されると駆除しない訳にも行かず、展し板がハチに占拠されつつある昨今。標本にするとわかるのですがセグロアシナガバチとフタモンアシナガバチ、結構大きさ違う。飛んでる時はあまり違いがわからないのですが。

本日の羽化。

本日の羽化。
キアゲハさん。帰宅したら2頭羽化してましたが、そのうち1頭は羽化失敗してました。無念。キアゲハの蛹はあと3つですが、うち2つは色がおかしいので羽化は無理かな……寄生バエの発生の多さといい咋シーズンの生存競争は厳しめです。

帰宅したら

帰宅したら
越冬キアゲハが羽化してました。昨年9月に蛹になったものです。小さいけれど鮮やか。まだ蛹はいるけど羽化は五分五分っぽい。

寄生虫(ウジ写真注意)

キアゲハの蛹からハエの幼虫が出てきまちた。
これはここいらの越冬蛹では毎年あることですが、今年はちょっと違う傾向も見られます。
今年多いのは蛹への脱皮失敗です。スズメガでは時々ありますが、その場合原因はだいたい寄生虫で蛹からハチが羽化してきます(ミツバチやスズメバチとは違うタイプのハチで針はありますが基本刺しません)
スズメガでは割とあると書きましたが、キアゲハではここ数年で初めてかも(寄生虫や羽化失敗でも基本脱皮はできてた)寄生虫の分布変わったのかな???
この脱皮失敗、共通してお尻部分の壁面への接着が外れています。壁にくっついてると何か不都合あるのでしょうか。

いずれにせよ結果は来年の春……か?

余談ですが、出てきたハエの幼虫(ウジ)は一日かからずに蛹になります。写真の茶色いのは時間差で先に出てきた幼虫の繭(時間がたつともっと黒くなる)

セグロアシナガバチ。

また玄関先に飛んでたので退治。先日東京で買った道具を使ってさっそく展翅しました。専用に作られた道具はやはり使いやすかったです。
しかしどこかに巣があるはずなんだけど見つけられんのよね……。この調子だとマチ針買い足さないといけないかもしれん。

ゴミムシ。

ゴミムシ。
一番よく見られる普通種だと思うんだけど、学研の図鑑に載ってないという。紙面に限りがあるのは仕方ないにしてもなんだかなー。ゾウムシでも同じことがあったけど、見つけた種を調べる上で30年前のポケット図鑑の方が使えるということがままあります(同じ学研なんだけどね)

アシナガバチとジガバチ。

やっと少し時間ができたので放置してたハチの展翅しました。ジガバチのウエスト、あれどうなってるんだろ……。

少しわかりにくいですが

アブラゼミ羽化直後。
今年は初鳴きが遅く、また数も少なく感じます。抜け殻は明らかに少ないですねー。
余談ですが、セミの抜け殻は新潟ではワンザ(中越?)とかモズ(下越?)とか地方によって呼び方が違います。